顕微鏡を使った手術で傷口が小さい「MD法」
MD法とは、英語で、Micro Discectomyと書き、日本語にそのまま訳すと「マイクロ椎間板切除術」となりますが、正しくは、「顕微鏡下ヘルニア摘出術」と言うようです。
MD法の良いところは、顕微鏡を活用する事で、従来のラブ法と比較しても、切除する割合が小さくなり、体に負担をかけずに済みます。手術の翌日から、歩く事もできる位、出血も痛みも少ないというものです。
- ラブ法:5cm程切開が必要
- MD法:1.5cm程度の切開で済む
椎間板ヘルニアだけではなく、頚椎(けいつい)から腰椎疾患の殆どに対応することができます。
主な適応手術は以下の通りです。
- 椎間板ヘルニア
- 変形性腰椎症(へんけいせいようついしょう)
背骨の腰の部分である腰椎の間にある椎間板が弾力を失い変形して、腰椎同士がぶつかることで痛みを出す症状。 - 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
何らかの要因で、脊柱管が狭くなってしまい、脊髄や神経が圧迫されるもので、先天的、後天的な原因がある。 - 変性すべり症
脊椎の分離が無いのに椎間関節に形態的な問題ある事と、椎間板などの変性が重なって起こるもの。 - 分離すべり症
腰椎などの骨の一部が離れてしまい、本来あるべき場所ではないところにずれてしまった状態。
このように、殆どの変性腰椎疾患の場合にMD法での手術が可能なのです。他にも、頚椎の疾患に対しても、MD法が執り行われるようになっているようです。
手術の後の縫合も必要がなく、外来用のテープで済みますし、入院期間も、長くて2週間程度なので、医療費の負担も少なく済みます。
